いっぱい!いっぱい!の思いふくらむ2歳児
- 言葉がうんと増え、多語文をしゃべるようになり、『~したい』という思いやつもりがふくらみ、激しく自己主張します。
- 気持ちを大人にわかってもらうと、前向きに立ち直り、このくり返しで、友だちにも目を向け、まわりも見え、友だちとのぶつかり合いも多くなり、自我を拡大・充実させていきます。
- 身辺自立も完成に向かい、排泄・衣服の着脱・片付けなど、やりたい気持ちを大切に手出し口出しをせず見守り、「自分で出来た!」という達成感を感じられる生活にします。
ほめてほめてが嬉しい
大人との信頼関係を土台に自分の世界を広げていきます。大好きな大人に見守られている安心感と、自分でできたことや大きくなった自分をみてほしくて、毎日いろいろな場面で「みてみて~!」を連発し、しっかりほめてあげるとますます張り切ります。
しかし、気持ちが引いてしまったり、「できん」と泣く事もあり、やりたい気持ちに寄り添いながら、一緒にしたり、「これならできるかな」などの声をかけ、前向きになれるよう工夫します。そうしてできた時、しっかりほめます。
毎日楽しいと思える生活やあそびをいっぱい経験し、「もう1回やりたい」「みてみて」と意欲的になっていきます。
「自分で」の思いが満足する生活にする
生活に見通しが持てるようになると「まだやりたい!いっぱいしたい!」という思いが増え、大人の思い通りにはいかない事が多くなる。そんな時は「○○したらおしまいにできるかな」など、見通しが持て、自分で気持ちを切りかえられるように対応します。
また、自我がぶつかり合うケンカが激しくなる。月齢の高い子はお世話をしたがるが、月齢の低い子は「自分でしたい」という思いが強くてケンカになったり、物や場所の取り合い、自分が1番にしたかったなど、押したり引っ張ったりの思いを激しく出し合いケンカとなる。すぐに大人が止めないで、まず見守り、子どもたちがそれぞれの思いをしっかりと出しあうことを大切にしています。
からだを思いっきり動かしてあそぶ
走ったり、ジャンプすることが出来るようになり、散歩に行く時も、みんなで走って出かけます。行った先でも、追いかけっこをしたり、高い所を見つけるとよじ登り、何度もジャンプします。斜面のぼり(山登り)などの遊びも大好きで、いろいろな遊びをくり返し楽しみます。
だんだん足腰の力もつき、斜めの姿勢で自分の身体を支えたり、片足立ちなどバランスをとることも上手になっていきます。
友だちとあそぶの楽しい!
保育園の生活や、家庭での生活をまねて、子どもたちだけで遊ぶことが楽しくなります。また絵本の世界からどんどんイメージを広げてのごっこ遊びも、大人と一緒にみんなで楽しめるようになります。