体も心も急激に発達する、人生の最初の大切な1年間。
- 「しっかり飲む・食べる・遊ぶ・寝る」という昼夜のリズムと生活をつくります。
- 泣いていれば応え、目覚めていれば目と目を合わせて笑顔であやし、語りかけるなど、丁寧に関わり、笑顔と意欲を引き出してゆきます。(この心地いい大人との関わりが、人を信頼する土台を育てます。)
- 風や香り、お日様など五感を刺激する自然の中でたっぷり遊ぶことを重視しています。
(特に、水・土・泥は大好きなので、しっかり感触を楽しむ)。 - 大きい子たちなどたくさんの人に関わってもらえるよう、ホールや園庭でも遊びます。
誕生~4ヶ月

- ゆったりした環境の中で、目と目を合わせ話しかけながら授乳し、1対1であやし遊び・くすぐり遊びなど、笑顔でしっかりと関わります。
- 2ヶ月過ぎたら、授乳の時間を空け(3時間くらい)生活リズムを作ってゆきます。
- 快・不快がしっかりと育つように布おむつで過ごし、濡れたり、汚れたりしたら、水で濡らしたおむつで拭き、新しい物に替えます。おむつを替えながら手や足を伸ばしたり、縮めたり体操もします。
- 立て抱きは首が座ってからにします(3ヶ月くらい)。
- 3・4ヶ月頃になると、「つりおもちゃ」や「がらがら」など目で追えるおもちゃであそびます。
5ヶ月~9ヶ月

- 5ヶ月になると、おもちゃを触ろうとします。また、手・足を持って遊び、寝返りができるようになると、腹這いでもしっかり遊びます。寝返りができるようになるとパンツで過ごします。
- ハイハイできるようになったら、広いところでしっかり這わせます。

- 意欲を育てる為に、すぐ抱っこせず、赤ちゃん自信に力が付くような働きかけを積み上げます。

- 離乳食は5ヶ月頃、野菜スープ1さじから始め、子ども一人ひとりに合ったペースで進めていきます。

- 人見知りが始まる8ヶ月頃には、新しい状況に対しての不安な思いをしっかり受け止め、そばにいて大人との信頼関係の中で、少しずつ世界を広げていきます。
10ヶ月~12ヶ月
- 発見の手さし・指さしが始まり、いろいろなものを指さしで伝えてくれるので、その指さしに言葉をそえしっかりと共感します。
- 四つ這いができるようになると、自分から『動きたい!』気持ちになるような環境・空間作りに心掛け、斜面や階段を登るなども加え、しっかりとした足腰に育てます。
- 期待する心も芽生え、まてまて遊びで追いかけるとキャッキャッと逃げ回り、笑顔いっぱいで振り返るなど、大人との共感が楽しくなります。
- 『触ってみたい』という思いが出始める頃からは『自分で食べたい』気持ちを大切にし、手づかみで食べ、一定量食べられるようにしていきます。苦手な味もくり返し食べ、「おいしいね。」などと共感し励ましながら楽しく食べています。
*感性を育てる事が大切な時期。誕生の喜びを胸に、しっかり向き合い目を見て優しく語りかけてあげましょう。お母さんは携帯電話やメール、テレビをできるだけ避け、音のない空間で育ててあげましょう。夜は光や音のない部屋で暗くして寝させてあげると、体内リズムが整い、しっかりと遊べ、しっかりと眠れる身体になっていきます。